“大豆ミート”と言えば不二製油。大豆タンパク、チョコレート、油脂など業務用素材大手「不二製油」の株価が冴えません。
不二製油の企業情報
不二製油グループ本社(株)(2607)
市場区分:東証プライム
株価:1,748円(2022年4月27日時点)
配当予想:52円
配当利回り:2.97%
100株保有時の優待利回り:0.86%(1,500円相当の自社商品)
100株保有時の配当+優待利回り:3.83%
株価情報
株価:1,748円(2022年4月27日時点)
年初来安値を更新しています。
直近一年の株価推移です。
一年前に3,000円近くあった株価がほぼ一貫して下げ続けています。
穀物相場の相場上昇が利益を圧迫すると思われますのでそれを嫌気しているようです。
大豆ミートの原料である大豆先物価格の推移を見てみます。
2020年半ば以降、急激に相場が上昇している事が分かります。
主要穀物相場の動きと下記のニュースもマイナスに働いていると思われます。
【4月28日 AFP】インドネシアは28日、パーム油の全面禁輸を開始した。世界最大のパーム油生産国の措置により、価格高騰に見舞われている植物油の国際市場が不安定化する恐れがある。インドネシア国内では食用油が品薄になり、価格も高騰している。政府は食用油の購入に対する補助金の支給を決定したが、各地で配給所に数時間待ちの行列ができている。当局は社会不安につながりかねない状況だと懸念しており、国内への供給量を確保するため禁輸に乗り出した。
4月28日AFP通信より
4月22日にパーム油全製品輸出禁止と発表 ⇒ 27日夜に対象は食用パームオレインのみと発表 ⇒ 28日にやっぱり予定通りパーム油全製品輸出禁止と発表
かなり朝令暮改感が漂うインドネシア政府ですが、これの二転三転のニュースを受けてパーム油の先物相場が乱高下しています。
パーム油は不二製油の主力製品である業務用チョコレートや加工油脂には欠かせない主要油脂です。
上記相場環境・サプライチェーンの混乱が落ち着くまでは株価は軟調に推移すると予測します。
落ち着くまでって・・・いつなの?
それが分かれば苦労しニャい・・・
大豆の高騰はバイオディーゼル
パームの高騰はコロナによる人出不足がメインの理由
って考えると少なくともあと一年は同じような状況が続きそうかニャ~
それでもコロナ前の状況に戻るとは思えないわね
という事で利回りで判断して
買い増そうかニャ
不二製油は知る人ぞ知る業務用素材のスペシャリストです。いつか必ず復活すると信じて配当利回りが3%を超える状況になれば少しずつ買い増そうと思います。
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