2021年、ふるさと納税で山形県天童市より返礼品が到着しました。届いたのは“こめ油1,500g×10本”です!!
このボリューム!!
2021年の返礼品について
こちらは山形県天童市へふるさと納税をするといただけます。
(ソイオイルマイスターの資格を持ち、普段は大豆油をメインに使用している私ですが、いろいろな油を使い分けたいのと、現在の油脂価格高騰に根負けして浮気してしまいました・・・)
単純に量で見ると30,000円の寄付が一番お得です。(賞味期限は残り約2年の状態で届きました)
10,000円の寄付 ⇒ 1,500g × 3本
20,000円の寄付 ⇒ 410g × 12本
30,000円の寄付 ⇒ 1,500g × 10本
こめ油について
こめ油は米ぬかから搾油されます。抗酸化作用のある「ビタミンE」「トコトリエノール」を豊富に含みます。
くせがなく幅広い料理に使用可能です。サラダにそのままかけ油としても良し、炒め物にも良し。
油酔い物質が少ない為、揚げ物のように大量消費するものにも良し。といった万能選手です。
製造者「三和油脂」について
こちらを製造しているのは三和油脂(株)です。山形県天童市に本社を置き、米どころ東北地方に三か所の工場を持つことで、発生した米ぬかからフレッシュな状態で油を搾ることを可能にしているそうです。天童のほかに、宮城県仙台市、福島県郡山市に工場を持っています。
同業他社には和歌山県に本社を置く「築野食品工業(株)」、昭和産業グループの「ボーソー油脂(株)」、愛知県に本社を置く「オリザ油化(株)」などがあります。
こめ油の栄養成分について
各社のこめ油を比較していて気づきましたが、栄養成分値が少しずつ異なるんですね。
下は大さじ1杯(14g)あたりの各社栄養成分です。
三和油脂のこめ油(製品栄養成分表示より)
- エネルギー126kcal
- ビタミンE7.1mg
- トコトリエノール10.9mg
- γ-オリザノール30.7mg
- 植物ステロール151.6mg
築野食品のこめ油(公式HPの栄養成分より)
- エネルギー126kcal
- ビタミンE5.8mg
- トコトリエノール7.7mg
- γ-オリザノール30mg
- 植物ステロール168mg
ボーソー油脂のこめ油(製品栄養成分表示より)
- エネルギー126kcal
- ビタミンE4.9mg
- トコトリエノール6.3mg
- γ-オリザノール14mg
- 植物ステロール150mg
各社とも「原料(産地)」「製造(精製)方法」の違いなどにより若干数値に差がありますが、こめ油の大きな特徴である
- 抗酸化作用のある「ビタミンE」や「トコトリエノール」が豊富
- コレステロールの吸収を阻害する「植物ステロール」が豊富
- 更年期障害、胃腸神経症の改善に役立つ「γ-オリザノール」が豊富
という点は共通です。
すべての油の値段が高い!!
現在世界的にほぼすべての油脂価格が高騰中です。みなさんもスーパーの店頭価格が2021年春頃から上昇している事にお気づきかと思います。日本で消費する主要穀物、パーム・菜種・大豆・とうもろこし・・・どれも自給率が低い為輸入に頼っています。その価格が
- 世界的な金余りで穀物市場に流れ込んでいる
- コロナ禍からの需要回復
- 異常気象による生産量減少懸念
- 海上運賃高騰
などによって軒並み上昇しているのです。
(参考)大豆シカゴ先物価格↓ (コロナ禍以前の倍近い価格まで上昇しその後1.5倍付近で推移しています。)
国内製油大手の日清オイリオやJオイルミルズなどはキャノーラ(菜種)油や大豆油を2021年に入ってからなんと4回も価格改定を実施しています。これらの価格はkgあたり100円以上の上昇幅になったと言われています。家庭用600グラムボトルに換算すると、1本200円で買えていたものが260円程度まで上がっている事になります。(輸入原料価格がコントロールできない為、最終製品の価格に反映せざるを得ないのです。何ともつらい日本の現状・・・)
こめ油は主要穀物の中で唯一国内自給率の高い“米”から作られています。つまり自国内である程度コントロール可能な価格安定性が高い原料という事です。(業務用こめ油などは一部海外産原料も使用しています)
こめ油はもともと価格が高い面はありますが、他の油との価格差が縮小した今、改めてこめ油の価値を見直して利用していきたいと思います。ふるさと納税の利用などはとても家計に助かる節約方法のひとつではないでしょうか。
本日もお読みいただきありがとうございました☆彡
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